ウォーキング・デッド The Walking Dead シーズン4 第14話 正気な狂気 The Grove

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第14話 正気な狂気 The Grove

脚本/Scott M. Gimple
監督/Michael Edison Satrazemis
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【ストーリー】
キャロルとタイリース、リジーとミカ、そしてジュディスは
看板で見かけた「終着駅」を目指して歩いていた。
夜になるとキャロルはリジーは起きていて、タイリースは
ジュディスを抱えながら眠りそしてその傍ではミカが寄り添う
ようにして寝ていた。
キャロルはリジーにも休むよう告げるとリジーは何か有ったら
私にジュディスを任せてと語る。終着駅に子供は居るのかな
というリジー。タイリースの事は私が救ったのだというリジー
は銃が狙われていたのでだから撃ったのだという。男と女の
人だったこと。頭を狙って撃ってしまったのだという。
キャロルはそれだけで十分だとしてタイリースのことを守った
という事実を大事にするよう伝える。リジーは親が守らなくて
も子供は居ると告げ、子供が親を守るのだという。
キャロルには子供が居たのかと問うと、娘が一人いたという。
優しくて何の汚れもなかった子だったというと、だから亡くなっ
たのかと告げるリジー。今でも思い出すのかと問うと毎日思い出す
というキャロル。私の事も思い出す?というリジーに対して
(生きているのだから)その必要はないと語る。明日は手伝って
もらうので今日はもう休んでとキャロルは告げる。

翌日、タイリースの傷を殺菌性のある木の枝の汁を塗って治療
する。感染症を防ぎ熱を下げる効果があるというキャロル。
後3、4日で「終着駅」に到着するだろうかというタイリースに
対してあれ以来地図が無いからどうかしらという。
リジーは強いというタイリースだが、キャロルは人間相手ならば
強い事を語る。しかし彼女はウォーカーのことを勘違いしている
という。人間とは違うと言っても聞かずまるで恐れていないの
だという。ミカもそうなのかと問うと、彼女の方が心配だという。
心の曇りがないから・・と。

5人で線路を歩いているとリジーとミカは「トムソーヤーの冒険」
って最後はどうなるのかと問う。キャロルはトムとハックが
インジャンジョーの金貨を探し当ててハックは養子になるのだと
いう。キャロルは私はダグラス夫人ってところねと告げると、
リジーはミカがトムで私がハックだと語る。
リジーのハック・・死んだ兎がお似合いだという。
4人は線路を歩いていると何処かで焼けている匂いがする。
遠くで炎上しているような煙が見えた。

リジーは近くを歩いているとウォーカーが線路上を歩いてくること
に気が付く。タイリースもそれに気が付いて殺そうとするが、
ウォーカーの足は腐ってもろくなり、やがて歩けなくなる。
タイリースは殺そうとするが、リジーは殺さなければならない時
も有るが、今は違うとしてそれを止める。

キャロルはミカと共に森の中に水を探しに行くという名目で
二人で話合う。貴方は小さくて優しいので命を落としやすいのだ
という。ミカは私は素早いので逃げれば大丈夫だとするが、
キャロルは娘も逃げたが結局死んだという。戦い方を教えたでしょ
というと、ミカはウォーカーは殺せるとし、リジーとは違って
私はアイツらが何かを分かっているという。でも人間は絶対に
殺せないという。刑務所にいた時に人間に襲われたこと。敵が目
の前にいたのに銃を構えたが撃てなかったのだという。人殺しは
悪い事だという。カレンもディビッドも良い人だったのに・・。
キャロルは殺されそうになってもそれでも殺したくはないのか
と問う。人間が襲ってきて仲間達を殺した。あの人たちも気の毒
なんだというミカ。元は良い人だったハズだと言う。しかし
いつかやらないとあなたが殺されていたのだとし、だからこそ
考え方を変えるのよと告げ、今はそういう世の中だと語る。

そんな中ミカとキャロルの前には一軒家があることが分かる。
ママは物事はなるようになると言っていたと語る。
キャロルたちはタイリースも連れて家にやってくる。
キャロルは一休みしようと告げ、数日休んでからまた出発すれば良い
という。煙が出ているがどうして出ているのだろうかと告げる。
雷なのかキャンプなのか。しかしここならば安全なハズだという。
タイリースとキャロルは先ずは二人で室内を調べてくるので、
リジーたちにミカと赤ちゃんを任せて室内に入る。
しかしそんな中、リジーたちの前にウォーカーが現れると、
リジーは何の怖さも感じず近づこうとする。ミカはウォーカーを
殺すが・・・
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キャロルとタイリースが率いる一行は、線路に書かれた「終着駅」
を目指して歩いて行く。しかしそんな中、リジーとミカのウォー
カーに対する価値感にはそれぞれに歪みが生じている事が分かる。
キャロルはタイリースに相談し、リジーがまるでウォーカーに
対して恐れ抱いていないことに問題が有る事を告げ、純粋故に
心が心配である事を語る。そんな中、リジーの中の異常性が少し
ずつ発揮されていく。

なんだか色々と突っ込み処が多かったエピソードだけど、
なんと言っても歪みの象徴として、刑務所からの脱出に際して、
タイリースとキャロルの二人を組み合わせたことの設定の絶妙さと
いうものを感じる流れだったのかなと。

タイリースはキャロルがカレンにしたことを思えば、その事実を知った
際に、彼が人間としての理性を抑えて居られるのかどうかという
ことが問題であり、ドラマでは終始、リジーとミカのエピソードを
通じて、キャロルがどのタイミングでタイリースに事実を語るのかと
いうことを興味深く眺めていくことになる。
リジーの中の異常説が浮上した際には、タイリースはカレンを殺した
のはリジーだという疑いを持たれたので、キャロルにとっては
彼女の名誉を守るために、今こそ話すタイミングではないかとされる
ものが有ったし、生きる為にはその事実を墓まで持っていくことも
考えられた。こんな世界だからこそ、色んな人の良心とか理性に頼る
難しさというのは散々これまでに見て来ているところなので、
より不安をかき立てられるところに繋がっていく。

この一行の件はともかく、あの火災や煙はなんだったのだろうか。
「LOST」でセキュリティの為の黒い煙が人々を襲うシーンが
有ったけど、なんだかそのシーンを思わせる。
しかし自然に発火したというよりも、焼けただれたウォーカーが
出てきたところを見ると、何者かがウォーカーを焼却処分しようと
していたのではないのかなと思わせるところもなきにしもあらず。

ドラマでは一軒の屋敷を見つけてそこを住処にすべきかどうかの
選択の問題も存在していた。シーズン4での後半部に於けるそれぞれ
のキャラクターのパートには必ずこの選択が有るね。
このままここに滞在するのも悪くないと一瞬そう感じさせる
ような家庭的雰囲気を味わわせるけど、どの流れも結局後味の
悪いまま、この場を後にさせるというエピソードで締めくくる。

さてリジーとミカの精神的問題に関しては、非常に難しいものが有る。
二人の子供がこんな猟奇的世界観の中で、正気を保っていたこと自体
が不思議なものが有るのだけど、リジーの場合、何故ウォーカーに
は敵意を感じずに、人間の方が殺しやすいみたいな扱われ方をした
のかどうか。

確かにドラマとしてみると、ウォーカーが不変的存在に鳴りすぎて、
人間の身勝手な欲望にこそ、本来の怖さがあるみたいな描かれて
方をしているので、こういう子供を使った皮肉めいたエピソード
構成も悪くは無いと思う。より残忍な事実を突きつけることで、
その辺のテーマ性を鮮明に浮かび上がらせるところに繋がって居る
ことは確かだ。

ネズミやウサギの一件を通して見ると、刑務所で総督たちに
襲われた際に人間を殺したので、そういう価値感を持ったというワケ
では無さそうだ。数話前には一度ウォーカーに見つかりそうになり、
ジュディスの口を塞いで泣き止ませようとするシーンが有ったけど、
あの時殺さなかったのは何故なのか。
まさかミカのことを殺すとは思わなかった。
日本でも長崎の佐世保で、小学生と女子高生がそれぞれ同級生相手に
平気で殺してしまった事件が有ったけど、人の生死のボーダーが
分からなくなっている人ほど恐いものはないな。

リジーの異常性を目にしたキャロルとタイリース。
タイリースはキャロルがリジーを処刑・処分する為に森の中につれて
いった事実を目にして、彼女がカレンを殺したのではないかとする
こともある程度は想定出来たのではないか。
人の善悪に関する判別は難しいけれど、タイリースはキャロルからの
告白の前、自ら彼女に対して「君は恥じたことは無いだろう。少女
たちの手本でありみんなの手本だった」としていることからも、
カレンを殺害した事実に関しても、ある意味では今回のリジーの一件
を通して、仕方ないことだったという認識を持っていたからこそ
自制心を働かせることが出来た様にも思う。

「君を許す・・しかし忘れはしない。君が殺したのは事実であり、
過去は消せない君の一部だ。だが君を許す。」

色々と争っている国の人たちに是非この言葉をかけてあげたいところ
だね。

・The Walking Dead Main Title
Written by Bear McCreary
・Maybe by The Ink Spots

キャロル・ペレティア (Melissa Suzanne McBride) 妻
タイリース・ウィリアムズ (Chad L. Coleman) 刑務所へ、リーダー格
リジー・サミュエルズ (Brighton Sharbino) 姉
ミカ・サミュエルズ (Kyla Kenedy) 妹

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