第3話 もうひとりの雪の女王 Rocky Road
監督/Morgan Beggs 脚本/David H. Goodman
Jerome Schwartz
【前回までのあらすじ】
私はエルサ、妹のアナを捜している。ゴールドはベルのお陰で愛を
見つけたが、彼女を騙してニセの短剣を預けたのだという。
ロビンはマリアンとレジーナを引き合わせて紹介する。マリアンは
夫が悪い女王と付き合っていたことに憤りを感じる。リロイは町が
停電だとする中、白雪に対して町長になるようグラニーたちは告げる。
エルサはストーリーブルックの町を覆う氷の壁を溶こうとするが、
溶かす事が出来なかった。
【ストーリー】
AM:11:45。ロビンはマリアンとローランドを連れてストーリーブルック
の町を歩く。最初は妙かも知れないけど、すぐに慣れると告げ、港には
船が停泊し、おばあちゃんの食堂、そしてローランドはアイスクリーム
が好きだという。ママにアイスが食べたいとし、レジーナは買ってくれ
たのだという。
Any Given Sundaeに入ると、ロビンの妻が来た事に店主のイングリッド
からずっと逢いたいと思っていたとし、あちらから来たばかりなので
大変でしょと言われる。せめてアイスを奢らせてと言われどのフレーバ
が良いかと尋ねられる。俺たちの国でアイスは氷だしフレーバは土と
泥の事だというロビン。この世界じゃ改良されているという。アイスを
食べればどんな悩みも吹っ飛ぶわよと。イングリッドはマリアンが
食べるアイスにだけ魔法をかける。イングリッドは家族の姿を見て
こんな幸せな家族を見て心が温まると語る。
ゴールドの元にエルサを連れて行くエマとフック。
しかしゴールドはがっかりさせて悪いが逢ったことはない人だという。
じゃあなんであんたにとっても危険だと言っていたあのツボに彼女は
入っていたのかと問うと、それなら本人が目の前にいるので聞けば良い
という。しかしエルサは覚えていないのだとし記憶を無くしたという。
ここではよくあることだというゴールド。見ての通りこの店は無数のもの
があること。ツボもネックレスも数え切れないとし、私もその全ての
由来は知らないのだという。自分の得になるのは別だろうというフック
昔はそうでも私の人生は大きく変わったのだとし、息子を亡くし、
妻を得た。だから私は生まれ変わろうと決めたという。エマはそんな
彼に対して「私はウソを見抜けることを忘れていないか」と語ると
それならば証明しようかという。ベルに短剣で私を操らせれば良いという。
エマは協力を求めているし私としても協力したいという。ベルも了承
する中、短剣を手にして唱える。
「お前に命令する。闇の王よ、みんなに真実を告げるのよ」。
ゴールドは真実は言った通り、ツボに誰が入っているとか知らなかった
とし、エルサの事もアナのことも知らないという。
でも見つかることを祈ると語る。
— 昔 —
アナからの連絡はないかとしてエルサは心配する。偵察の兵士からの
報告はとクリストフに尋ねるが、10秒前にも聞いたばかりだと言われる。
大丈夫だとし、アナは狼にも雪の化け物にも負けないし、サザンアイル
ズの馬鹿にも負けないと。それはハンスのことなのかと問うと、アナは
自分を守れるので心配はないという。しかしエルサは待っては居られない
とし探しに行くという。クリストフはアナから君がそうしたら止めろと
言っていたとすると、あなたに女王は止められないという。女王なのだ
からアレンデールに居ないとダメだとすると、今はアナよりも国には
君が必要だという。アナには見抜かれている。本当は優しくて
表向き私は女王って顔をしてるという。あなたの褒め言葉は何故か
気に触るというが最初は嫌いでも徐々に好きになると語る。
兵士からの報告によると捜索中に別のものを見つけたとのこと。
サザンマウンテンに兵が集まってこっちに向かっているという。
指揮官はハンス王子。クリストフはこっそりと偵察してくるというが、
アレンデールの氷運びがこの件に口を出せるとはなと嫌みを言われる。
エルサは出せないわよとして、花婿が死んだら妹の結婚式が台無しになる
として、ここに居なさいとし、これは女王の役目だという。
— 現在 —
町長室にいるメアリーの元にデビッドがやってくる。赤ちゃんを抱いた
まま最初のタウンミーティングをやるのかと問うと、母親は同時に
こなせるという。道化師じゃないのだからというデビッドに対して、
城の道化師への尊敬が日々高まっているというというとルパートは
凄かったという。王国を取り戻した時のことを覚えているかと問われる
と、メアリーは平気だと語る。
町民たちが集まる中、新町長のタウンミーティングにようこそと挨拶を
する。ここは長いこと恐怖の部屋でしたがこれからは皆さん自由に
出入りして町のことに関わって欲しいという。
アーチーは氷の壁はどうするのかと言うと、それは4番目の議題だという。
リロイは1から3はすっ飛ばそうとすると、氷の壁は何の心配もないと
いう。今のところ町全体を囲んでいるが壁は何もしないという。前にも
経験しているだろうとし、心配なのは壁よりも壁を作ったヤツのことだ
というリロイ。
■感想
今回は思わせぶりな展開が多かったですね。
過去が描かれない限りなかなかそれらの謎や事情を紐解くことは難し
そうだけど、アナが魔法の森に行き、デビッドのママからルンペル
に逢えば良いと前回言われているので、精通していてもおかしくない。
問題なのはエルサとイングリッドには少なからず血のつながりが有り、
イングリッドはゲルダの姉でエルサとアナとは叔母の関係にあたる
こと。魔法を使える人物の孤独や寂しさ、他の人からは非難される
ような立場にあることが語られていたけれど、アナとゲルダが
魔法が使えないところを見ると、この家系は長女だけが魔法の能力
を引き継ぐというところがあるのだろうか。
また当然ながら、イングリッドとゴールドには過去に於いて関係が
あること。みんな記憶を失っているけど、エマなんかとも精通している
みたいだし、どういうところで知り合っているのかですね。
エマが魔法の森にいた時期なんてたかが知れている訳で、赤ちゃんの
時にタンスで異次元に運ばれてしまっているのだから、会えるだけの
時期・期間がどこかの世界で有ったのだろうか。
■アレンデール vs サザンアイルズ
この世界ではハンス王子らがアレンデールを我がものにしようとして
戦い有っているのだろうか。
クリストフがエルサの言うことを聞かずに行動を起こしているところ
を見るとストーリーブルックに於けるフックのキャラクターの行動と
類似するところがあり、色々と今回はそういう共通点も探ることが
出来る。
圧倒的な強さを持っているエルサだけど、クリストフによって人質に
されて魔法の壺に閉じ込められそうになった。
しかし壺の中に入っていたのは、イングリッドだった。
ルーン文字で何かが書かれているとして、エルサはその文字の中に自分
の魔法を使えるようになった理由などが書かれているカモ知れない
と考えてなかなかたたき壊すことは出来ずにいた。
当たらずとも遠からずで、中には魔法のことを知るイングリッドが
入っていたからね。
彼女によるとエルサを壺に入れたのはアナ。
やはりアナたちの母が恐れていたようにエルサの魔法が制御出来ない
状況ができあがるのか。
■メアリーが町長になる
第一回タウンミーティング。色々と議題として話し合おうとしていた
けれど、メアリーのことを無視してみんな氷のことだけに気が向いて
いた。そうしている間にも冒頭でアイスクリーム店で食べたアイスの
魔法で、マリアンが凍っていく。
ロビンを愛するものとしてレジーナが疑われるのかと思ったけど、
ちょうど雪の女王・凍らせるキャラのエルサもいる事だし、そうとは
ならなかった。
「真実の愛」が有れば魔法は解ける。
そんなシーンに於いてロビンにマリアンとキスさせて、愛が無いことを
証明する辺り、切ないけど、レジーナを応援する人に取ってはある意味
嬉しいところだったのではないかと。
■急に協力しなくなったな
メアリーは一人で全てをこなそうとしていた。
アーチーが途中で出てきた際に、メアリーは赤ちゃんのバギーを車の中
に入れることが出来ずに困っていたのにアーチーは手を貸そうともしな
い。
みんな雪の女王のことに取り憑かれたようで、魔女狩りの様相を呈して
来た。
「自分に厳しすぎる。誰にでも失敗はある」
今回そんな言葉がエマとかメアリーに掛けられていた。
それならアーチーは手伝いなさいよ!
■その他
・図書館の時計台
レジーナがゼリーナに吹き飛ばされた時に壊れたけど直ってた。
時間は昼の11時45分でした。
・イングリッドの胸が・・
胸の大きさが凄すぎる(笑)
何処にそんなものが隠されていたのかって感じの大きさ。
演じているElizabeth Mitchellさん、綺麗だし言うこと無し。
「ターミネーター」を度々出して申し訳ないけど、記憶合金のように
して壺の中から液体が出てきてイングリッドとして完成した際の
映像の角度がちょっとエロかった。
・マングース作戦
エマとヘンリーの間で、ドクヘビ作戦(コブラ作戦)をしたことが有った
ので対抗して、そのような作戦を決行していく。
まさかレジーナとヘンリーとの間で作戦が立てられるとは思わなかった。
レジーナはおとぎ話の本の作者を調べ、自分が悪い女王であること
を書き変えてもらおうとしている様だ。
過去は変えない方が良いのではないかと小一時間だけど・・・
どのようにして調べていくのか。
取りあえず物語の一番最初が何処から始まったのかを見て欲しい所かな。
・エマがフックを遠ざける理由
信用問題なのかと思わせつつ、実はエマ自身にあることが判明する。
その件に関してはエルサも指摘しているところが有ったね。
エマは自分が愛した相手はニール、グレアム、ウォルシュと次々死んで
いる事情が有ること。
「オレのことは心配するな。オレの特技は生き延びることだ」
フックの株がどんどん上昇していくな。
・岩のトロール
トロールの魔法は記憶を消してしまうことにあるのだという。
・寒さを感じるストーリーブルック
色んな寒さに関するギャグが披露されるところが有るのね。
グラニーは「寒くなればココアはよく生まれるのだろうけど・・」と
語っていたし、イングリッドはアイスを食べる親子の光景に「暖かさ
を感じる」と語る。
・ロビンの仲間・ウィル・スカーレット登場
イケメンじゃないけど面白い顔した人だな(笑)
この人が停電の際に泥棒稼業をしていたお陰で、貴重な情報を得る
事が出来た。アイスクリーム店だけは停電でもアイスが溶けなかった
こと。
タンブラーを使ってドアを開ける訳だけど、ここでもニールに教わった
スキルが役に立つエマであった。
・エマの魔法も見られた
フックがピンチに陥った際に、エマは魔法を使ってイングリッドの魔法
から彼を救い出した。イングリッド自身も吹き飛ばしていたし、
このシーズンはエマの魔力を引き出すためにあるのかな。
■使用された曲
・
■出演者
メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ヘンリー母、メアリーの娘
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、コーラの娘
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、メアリーの彼
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、質屋
キリアン・ジョーンズ (Colin O’Donoghue) フック船長
ベル・フレンチ (Emilie de Ravin) レイシー
ウィル・スカーレット (Michael Socha) ロビンの甥
リロイ (Lee Arenberg) グランピー、何でも屋
グラニー (Beverley Elliott) おばあちゃんの店、狼族
エルサ (Georgina Haig) 姉、雪の女王
アナ (Elizabeth Lail) 妹
イングリッド (Elizabeth Mitchell) 悪い雪の女王、ゲルダの姉
クリストフ (Scott Michael Foster) アナの婚約者
マリアン (Christie Laing) ロビンの妻
ロビン・フッド (Sean Maguire) 盗人
ローランド (Raphael Alejandro) ロビンの息子
ハンス (Tyler Jacob Moore) 王子
アーチー・ホッパー (Raphael Sbarge) カウンセラー
フランツ (Nils Hognestad) ハンスの仲間
ヨルゲン (Marcus Rosner) ハンスの仲間
— (Charles Singh) アレンデール国の将軍
— (Eleonore Comes) Woman beside Mr. Hopper
スヴェン (Mark Goldman) トナカイ(声)