第8話 雪の女王の呪い(前編) Smash the Mirror: Part 1
監督/ Eagle Egilsson 脚本/David H. Goodman
Jerome Schwartz
【前回までのあらすじ】
雪の女王(イングリッド)はもうすぐ欲しいものが手に入る。愛して
くれる家族だという。ルンペルは時として普通のものもある種特別
な魔法の力が宿ることがあるとして、雪の女王の三姉妹のリボンを
手にしていた。雪の女王は取引の準備が出来たのでリボンを返して
欲しいというが、君は私の欲しいものを持っていないというゴールド。
あなたが欲しいのは悪役のおきまりである”全て”でしょと。
闇の王は皆欲しがったが、皆失敗したという。お前の望みを叶える
だけの魔力は集まらないと語る魔法使いの弟子。しかし集めるという
ゴールド。レジーナはロビンに対してマリアンを助けたければ私の
ことは忘れてと語る。あなたはこれを使って魔力を吸い取ろうとした
とアナを閉じ込める雪の女王。アナはその為に持って来たのではない
と語る。あなたが家族と思っている人たちはあなたを愛し、恐れて
いるとエマに語る雪の女王。エマは感情と共に魔力が操れなくなり、
飛び出していく。デビッドたちはエマを探すが、フックは見つかりた
くないということだろうと語る。
【ストーリー】
— ずっと昔、アレンデールにて —
白馬に乗って雪の女王はある洞窟内に帽子を凍らせて埋める。
— 魔法の森(the Enchanted Forest) —
裸足で雪の女王は魔法使いの弟子の元にやってくる。すると彼は
君の事は知っているが助けることは出来ないという。あなたはただの
御用聞きでしょというとあなたのご主人様と話したいのだという。
魔法使いと謁見を求める者は大勢だとすると、彼は弟子を通してしか
話をしないという。それなら魔法使いに伝えてくれという雪の女王は
取引したいという。ケチな取引はしないとし、中でも闇の力に負けた
連中とはなと語ると、雪の女王は私は例外にしてもらわないといけない
という。帽子を持っているのだという彼女。魔法使いの弟子はあの帽子
の持つ力を甘く見てはいけないとすると、剣を雪の女王に突き立てて
帽子は何処だと問う。ここに持ってくるほど私を愚か者だと思うのか
とすると帽子はとても遠くに隠して有るという。魔法使いが私の望み
を聞くまでは彼がその帽子を見ることはないという。君の望みは何なのか
と問うと「幸福よ」と語る。私が大昔に失ったもの。子供だった頃は
妹たちとたこを追いかけて庭を走っていた。強く結ばれた姉妹だった
がやがて妹たちは私を拒絶した。二人とも普通だったから。だから変わ
りの妹が二人欲しいとし私のように魔力を持つものだという。一人は
姪のエルサがいる。だからもう一人魔力を持った娘が欲しいという。
そんな条件のものはなかなか見つからないとし時間がかかるというと、
私は我慢強いとし、いつまでも待つという。
— 現在(ストーリーブルック) —
エマは森の中で愛車の中で目覚める。
外に出るとヘンリーがエマの元にやってくる。一晩中探していたとし
みんながそうだという。エマは今は力を制御出来ないのだとし、方法
を見つけるまでは近づかないでと語る。ママは問題にぶつかるといつも
一人になって解決しようとするがそれは違うという。僕が助けると
いうヘンリー。ヘンリーはゆっくりエマに近づいてその手に触れるが
突然ヘンリーは吹き飛ばされる。エマは何てことをしてしまったのか
としてヘンリーに謝るが、それ以上は近づかないでと語る。愛している
けど来てはダメだという。帰っててと語ると、ヘンリーは傷ついた首
を押さえながら走って戻る。
雪の女王がエマの前に現れると、その気持ちは分かるとし、彼の目に
恐怖が浮かんでいたという。本当に手に負えないほど・・でもあなたは
私を攻撃出来ないのだとし、寧ろすべきではないという。私は味方で
幾ら逃げても解決はしないと語る。苦しみを終わらすには自分を受け入
れるしかないのだという。息子を傷つける自分を受け入れろと?
霊廟。
レジーナに電話が鳴るが無視する。ロビンと共に霊廟で一晩を過ごした
彼女。二人は見つめ合いながら、こんな良い気分でぐっすりネタのは
久しぶりだという。一緒にオレのキャンプに来て朝食を取らないかと
するが、レジーナは出来ない事は分かっているでしょと。リトル・ジョン
はおしゃべりだしなというと、レジーナは微笑む。それを見てやっと
笑ったなと語るとすぐ消える君の笑顔が頭から離れないというロビンは
レジーナと熱いキスをする。私は何年も前にこうすれば良かったのに・・
と語る。当時の君は傷ついていたし、少し自己嫌悪も有ったのだろうと。
オレはただの入れ墨のある酔っ払いだったというロビン。ティンカー
ベルは運命の相手だと言っていた・・妖精の言うことを聞いておくべ
きだったという。そうすれば幸せだった。悪い女王になんかならずに・・
と。しかしロビンは君は間違いは犯したのかもしれないが、償いをして
いることを語る。でも間違いは続いているとして、奥さんの居る人と
遭っていること。もしマリアンが居なくても関係はこじれていたという。
悲観的だとロビンは語ると、私はそれだけ酷いことをしてきたという
レジーナ。
そんな彼女はこれを見た事が有るかとして取り出したのは「魔法のお
とぎ話」の本で、みんな書かれた通りになるのだという。これが私で
運命の相手から逃げているシーンのページだという。この本はどう
入手したのかと問われると、ある日苦しんでいたにヘンリーの前に
現れたのだという。出てくるのはみんなヒーローと悪役で、私は悪役
だという。全て過去の物語だとし今はもう悪い女性ではないというが、
それは描いた人に言ってと語る。この作者のルールでは悪役には
ハッピーエンドはないのだという。ロビンはそいつに遭わせろとし
直談判するというが、何処に居るか、誰が描いているのか、男性か女性か
人間なのかも分からないという。散々探しているけど見つからないと。
オレが力になるというロビンだがレジーナは二度目が有ったらダメだと
いう。でもこの隠れ家を出ない限りはオレの基準ではまとめて一回に
なるとして二回戦目が始まる。
■感想
雪の女王の思惑の中にルンペルさんの思惑が絡んできて複雑になって
来ていますね。
エマさんの黄色いビートル車は森の中では目印になりえる程綺麗な
色してもの凄くメンテナンスされている。数々の困難を乗り越えて
きた車だけど傷らしい傷がない。(最後に傷ついてしまうけど・・)
森の中に逃げてしまったエマを追いかけてきたヘンリーでさえも彼女の
中の平静・平穏さを呼び起こすことに失敗して息子を怪我してしまった
けれど、そんな怪我を魔法の力であっさりと治せてしまうレジーナの
能力がまた凄かった。
体の傷も車の傷も治すことは可能だけど、心の傷というのは一番厄介
なものなんだよね。
先週はイングリッドが仲良くしていた三姉妹の一人、ゲルダから
壺に入れられるまでが描かれた。どれだけ約束していたとしても
どれだけ信頼を寄せていたもやっぱり自分の身が危険にさらされると
知った時の家族の態度や視線の辛さ・寂しさを身にしみる流れだった。
そんな展開をエマの魔法の能力と共に描き、そして今回はアナとエルサ
もそのような状況に陥ってしまうのではないかとする不安の中での
エピソードだった。
■普通の人、特別な人
今回のテーマはズバリこの言葉のようだ。
特別な能力を持つ人は持たない人から恐れを抱かれたりするも、
見方やその価値観によっては寧ろ羨ましいと感じるものもある。
普通の人は普通でいることに退屈に感じることも有るし、普通こそ
が特別だと感じる人もいる。
その能力は個性だとして、とにかく「ありのままの自分」を受け入れ
る事こそ、アナとエルサの物語だ。
デビッドとメアリーの間で、エマのその能力や救世主について語り
合うシーンが有った。
親が子供の問題に何処まで介入するのか。
魔力を無くす方法が有りエマがその決断をしたのであれば、例え
生まれ持ったものでも娘の行動を尊重すべきなのか。
「あの子はヒーローとして生まれた。」
「それを捨てるのがヒーローかも」
■細かいエピソードを忘れている
ドラマを見た後にブログに細かく記しているのだけど、あのツボの
流れに置いて、どういう流れでイングリッドがツボから助けられた
のかとか、エルサがアナによって入れられようとしているのかと
いう流れがイマイチいつ訪れたのか覚えてない。
正確にはまだエルサがアナに入れられたシーンは描かれていないのか
も知れないけど。
かつてイングリッドが言った言葉なので何処まで本当のことなのかは
分からないけど、アナがエルサをツボにいれるというシチュエーション
は訪れるのかな。
■ツボと帽子と鏡
ツボは人を吸い込めるものだということだけど、帽子もまた魔法使い
の能力を吸い取るだけでなくその人自身も吸い取るものだという。
「ワニ野郎!!」と語るフックはその帽子の能力について理解している
みたいだけど、それを何処で知ったんでしょうかね。
ゴールドさんから魔法を無くす方法があるとした際に、
「ウソを見抜けるエマさん」ならば、何か感づくところとか無いのかな。
帽子に関してはアナがルンペルから奪い取り、アレンデールに持って
帰ったけど、このシーズンの初回にベルと行った新婚旅行という名の
屋敷の中で帽子があるのを見つけていたよね。
ルンペルが雪の女王の元を尋ねるシーンがあり、壺自体はエルサが壊し
たことを語っていた。しかしルンペルによると魔法の面白いところは
完璧に消えることはなく単純に形を変えて生き残るのだという。
壺を壊されたとしていたけれど、ルンペルさんは地道にその欠片を
集めて形作っていた様だ。
ルンペルは壺の欠片を集めて、雪の女王は鏡の破片を集めていたと
いうことになる。
フックがルンペルのウソを店の中で語っていたので、これがベルに話を
聞かれるのかと思い期待したんだけどね。
■その他
・マングース作戦
ロビンがおとぎの国の本の作者捜しに参戦。
ウィルによると、この世界の始まりなど全ては時計台に集約される
というもの。そもそもウィルっていつからこのストーリーブルック
に居るんだ?何故そんなことを知っているのかと思わず突っ込みたく
なる。
時計台/図書館にいく。時間は午後4時50分だった。
図書館の開館時間は
月曜~金曜 AM:9:00~PM10:00
土曜 AM10:00~PM8:00
日曜 AM11:00~PM6:00
6本のピンのタンブラー錠を開けようとするウィルだけど、当然閉館で
はなくあっさりとドアは開かれる。
ウルヴァリンを読んでいる振りをしても良いけど・・
ヘンリーがエマに傷つけられたことでショックを受けている彼の元に
レジーナが行った時のセリフ。
ヘンリーは自分が普通の人だということにショックを受けている。
レジーナは、
「あなたが普通の人だとは思わない。大きな爪が無くても、紫のパンツ
がなくてもね」と。
最近映画で引用される確率が高くなってきたのがマーベル・コミック
系の作品だね。その作品の一つ「ハルク」もまたもの凄い力を持って
いる自己制御が効かないキャラクターだけど、今のエマさんと同様の
状態なので引き合いに出されたのか。
ウィルはグラニーの店へ
この人、ウェイトレスが通る度にチラチラっと見て居る姿が有る。
ルビーさんは一体何処に行ってしまったのか・・
「月曜のタック修道士並にシラフでいろ!」
一体何の話だ(笑)
ルンペルが雪の女王のところに行った際には、彼女から何をしに
したのかとして、私をただ見に来たのかとしていたけど、是非私は
ただただ見に行きたいです(笑)
ロビンとレジーナ
Hしまくりって感じだったのかな。
電話をしたのに出ないと怒られつつ、メアリーからは
「先にシャツのボタンを締めたら?」と指摘されていた。
■ジェネレーションギャップ
・「電気通話機をおいてきた」「電話で良いだろう」
・「大きくて黄色い移動用機械ならばすぐに見つかりそうなのに」
■出演者
メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ヘンリー母、メアリーの娘
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、コーラの娘
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、メアリーの彼
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、質屋
キリアン・ジョーンズ (Colin O’Donoghue) フック船長
ベル・フレンチ (Emilie de Ravin) レイシー
ウィル・スカーレット (Michael Socha) ロビンの甥
エルサ (Georgina Haig) ゲルダの娘、姉
アナ (Elizabeth Lail) ゲルダの娘、妹
イングリッド (Elizabeth Mitchell) 雪の女王、3姉妹の長女
クリストフ (Scott Michael Foster) アナの婚約者
ロビン・フッド (Sean Maguire) 強盗
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