シカゴ・メッド Chicago MED S2 第3話 過去 Natural History

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第3話 過去 Natural History

監督/Michael Waxman
脚本/Stephen Hootstein
Danny Weiss

【Story】

・ロックウッド家親睦会2016

ロックウッド家は親戚一同集まりバーベキュー大会を開く。
マギーはウィルを連れて親睦会に出席。マギーはこっちは
お婆ちゃんのローズ(Audrey Morgan)で、肉を焼いている
のがマイルズ伯父さん(Herb Porter)だとウィルに紹介
していく。
そんな中マギーはデニース(Alexandra Grey)の姿を見て
驚き声を掛ける。来るとは思わなかったとしてハグする。
ウィルとデニースを顔合わせさせる。私の姉のデニースを
紹介すると・・。マギーがお喋りなのは君のせいなのか
というウィルに対してマギーは生まれつきだと語る。
マギーは月曜日はオフだし天気も良さそうだし遊びに
行こうと誘うが、デニースは今日中にダラスに帰るとし
明日も化粧品有り場で仕事があるという。それじゃ今だけで
も楽しもうと。

・シカゴ総合病院

コナーはシャロンに朝の挨拶をする。互いに土曜日なのに
出勤なのか?と語り合う。コナーはアテンディングの変わり
だとし心臓の待機手術をずっとしていない。ダウニー先生
が亡くなってからキャンセルが続いているからねとシャロ
ン。患者が命を預ける医者を簡単に変えられない。ウチの
優秀さはすぐに広まるという。

そんな中チョイ医師がコナーに急患が運ばれて来たと告
げる。

●グレン・サイモン(57歳・男)

救命士のセザール(Cesar Jaime)が運んで来る。GCS15点、
バイタルは安定。ポロの途中に落馬した。大腿部の変形だ
という。落馬の原因を患者に尋ねると相棒のハーヴィーに
裏切られたとし真横からぶつかってきたのだという。
レントゲンと生化と整形だとチョイ。首の痛みはないが
足を触ると痛みが酷かった。ルートをとって生食を繋ぎ
モルヒネ5mmを落とすという。グレンは妻・イレイン
(Ato Essandoh)に言われた通りゴルフにしていれば・・と
語っていた所で突然意識を失う。梗塞だとしラベタロール
を12mm投与、CTとエコーだとコナー。

・親睦会

マギーはダラスに遊びに行こうかなと帰ろうとしている
デニースに告げる。2ヶ月は留守にするのでその後ならね
という彼女。ウィルはマギーに彼女はいつからダラスに
行ったのか?と問う。引っ越して10年くらいだと。「理由は
男?」というウィルに「そんな所だ」とマギー。
そんな会話をしている最中突然デニースは車を近くの木に
ぶつける。目が見えなくなったというデニースにマギーは
落ち着かせる。

・シカゴ総合病院

ナタリーはジェイが会話しているのを遠くから見ていた。
エイプリルが話しかける中ナタリーに対して何か有ったの
でしょ?としいつもと違う・・幸せそうだという。ナタリー
は週末のシフトのお陰だというが・・・
チョイ医師からナタリーはウィルがオフだからナタリー
がジェフの指導をしてくれという。勿論了解だという
ナタリー。

●ピトパング(この時点では不明)、20代・男

救命士のブレット(Kara Killmer)が彼を連れて来る。
駅付近で倒れていたというブレット。GCS14点。血圧は
160-90、心拍は110、熱は39度を超えていた。言葉が通じ
ないのだとしIDを持っていないという。所持品をメッドの
職員に渡す。外国の通貨だとすると、ジェフはそれを見て
タイのバーツだという。タイからアメリカに来たばかりなの
ねとしネットで通訳を探すというナタリー。

・サイモンを外科ICUへ。

グレンの妻・イレインが駆けつけてくる。どうして夫は
黙って居るのか?コナーは別の所で詳しく話をする。心室に
小さな穴が開いていること。大腿骨の骨折から塞栓が飛び
肺を迂回して脳に飛んだのだという。同意すれば手術したい
こと。しかしイレインはセカンドオピニオンで判断したい
ことを語る。グレンはメイヨークリニックの理事とコネが
あり仲良くしていること。しかしコナーは骨折がある限りは
梗塞のリスクがあること。しかし問題は心臓を優先させない
といけない。遅れる程に危険なもの。イレインによると
夫は20代のつもりで説教をしに来たのにまさかこんなことに
なっているとはと驚く。ウチは優秀なチームがいるので
手術室から出たら説教すれば良い事を語る。

■感想

色々とまた微妙な話の連続でした。
全く考え方の違う相手のことをどれだけ理解出来るのか。
「思いこみが激しい相手」にどれだけ違う考えを持つもの
への説得が可能なのか。
自分の考え方だけを押しつければ傲慢にしか見えないけれど
時に正しいことも有る。

アメリカのように他民族国家で価値観も統一化されていない
と、その領域に踏み込むだけでも難しいし、理解するまでに
相当な時間を要する。

傲慢さと謙虚さは人間の本質であり、どちらも各々の中の
性格的なアイデンティティとして組み込まれているもので
ある。嘘と真実もまた同様に、嘘を思い込むこと、
見逃すことでその人の自我を保つことが出来ることも有る。

言葉が通じない相手の治療をどうすれば良いのか。
安息日という仕事をしない日があるイスラム教徒の医者を
相手にはどうこの事態を伝えるのか。
そしてそれを聞いた時、その医師はどう対処するのか。
ジェンダーの問題も絡んできて、それがマギーの兄(姉)の
事だったりするから厄介でも有った。
ただマギーとしては長いこと兄として見て来た相手なの
だろうし難しいところだ。ウィルのことを世話している
マギーの中にそんな郷愁さを感じることも出来る。

やはりマギーとエイプリルのコンビは良いな。
ナタリーの視線、ウィルの視線などに敏感に察していた。
ナタリーに触れるジェフのホディーランゲージに気がつい
た。普通指導医にはそこまで深い触れ方はしないのかな。

大抵そういう態度は誰かと会話している時にその会話を
遮るときに現れる。
ナタリーとエイプリルが会話している時にジェフはそういう
行動を見せた。そしてウィルもまた患者の前では話せない
為にマギーを誘い出す口実を作る。
チャーリーもまた患者の前で本当の事は話せない為に一度
は退席してからサラを送り込んだ。

そしてウィルはマギーから「FAMILY FIRST BBQ LATER」
いうTシャツをもらった。ロックウッド家の名誉会員だと
していたけどウィルの視線はショア先生に・・

「欲しいものは見つけた?」
「多分ね」

さぁ二人の恋愛が始まる?

■今回の患者

・グレン・サイモン(57歳)

コナー先生が対応した患者。
セザールが救急車で運んできた。その時はGCS15点でバイタル
は安定。落馬して大腿骨が変形している。足が酷く痛んで
いるのでモルヒネなどを打ちレントゲンや整形、CT、エコー
を行う。

妻のイレインに事情を話してセカンドオピニオン、転院
させている時間は無いことを解く。骨折から血栓。それが
梗塞を起こした。しかし心臓の方にこそ血栓が回ったら大変
なので急いで手術する必要が有る。

手術することになるが後々問題になるが指導医であるレイ
サム医師に報告せずコナーが単独の決断。
レア・バードヴィ(Shay Rose Aljadeff)という研修医。
彼女はダウニー医師目当てでこの病院を選んだが残念ながら
彼は亡くなった。しかし愛弟子であるコナーのことを気に
入っているような微妙な視線。

手術では一度心臓を低体温で止める。
しかし懸念を表明したのはシャロンだった。レイサム先生に
相談せずにハイリスクの手術。
色々と安息日だから・・とか切開とカニューレの装着だけ
だと言い訳していたけど、グレンは社交界での顔の広い
人物なだけにリスクは冒せない。

休んでいるレイサムの元に行き事情を話す。
コナーは自分がやろうとしていた計画を話して30分以内に
出来るというが間に合わなければ高次脳障害を起こし、
吻合がゆるめば心筋瘤を作る恐れがある。ベテランでも
1時間かかる手術にコナーはやれるというが・・結果として
はコナーには出来ずにレイサムが後を引き継いだ。

・デニース(マルコム)・ロックウッド

マギーのお兄さんだがお姉さん。
トランスジェンダー。
ロックウッド家の親睦会にウィルはマギーに連れていって
もらった。
その際にデニースは帰宅する車(日産車や)の中で突然目が
見えなくなる。

取りあえずステロイドを投与して視力は戻りつつ有る。
デニースはすぐにでも出て行こうとする。
元々偏頭痛持ち、一過性の視覚障害だろうと。
しかしそれには原因は沢山有るのでまた高速を走っている
時に目が見えなくなれば大変なことになる。

検査結果が出る。マギーがそれを持ってくる。
抗網膜自己抗体の検出が意味するところは何か。

ウィルはマギーと共にデニースの元に行きガンの可能性
を告げる。失明したのは身体が主要と戦って出た反応。
ポール伯父さんは膀胱癌で治療中。

エコーで腹部を調べると異変に気がつく。
なんと女性だと思っていたが前立腺がある。
そこで始めてトランスジェンダーであることがウィルに
伝わる。ウィルはマギーに対して大事な事を話さないこと
に憤りを感じていたが・・
9年前に手術をしたようで、ようやく家族も理解し始めた
ところ。

トランスジェンダーという言葉を使ったことでウィルは
デニースを怒らせてしまう。

「カナリーヴィルの男は最低。」
「不器用だが良い人よ」

診断が出るまで帰らせないとしてマギーは必死に止めて
その後前立腺癌であることが発覚した後にもここに残って
治療することを勧めたのはウィルだった。

・ピトパング(20代・男)

言葉が通じない相手。
救命士のブレットが運んできた患者。
GCS14点、160-90、心拍110。
所持品の中に外国の通貨がある。ジェフはそれをタイの
バーツだと語った。
ネットでタイ語の通訳を見つけるがタイ語ではない。
その人によるとインドネシアの方言ではないかとしてジャ
カルタに通訳がいるということで聞くことになる。

下に書いた質問のやりとりをした後にメトロンタゾール
を投与する。

インドネシア人と言っても700以上の方言があるという。
高温40度になったので陰圧室に移すべきかどうか。

気管支痙攣を起こす為に挿管する必要が有った。
ただ挿管すれば会話が出来ない。
バッグ、エピ、皮下注、ソル・メドロール125mm静注。
挿管後する為にエトミネードとサックスを注入。

結局エイプリルがこの人と話せる人が居るはずだとして
探すことになる。

ナタリーは行き詰まったのでウィルに患者について相談
した。溶連菌、食中毒は陰性。ルンバールは正常。
培養には2、3日かかり気管支痙攣を起こしている。

「答えは必ず病歴にある」という先輩からの教えをナタリー
にも告げた。

バックルにはスタンピートから生還の文字。シャンペーン
にあるジェットコースター。そこでは最近はしかの集団感染
が有った。保険局に問い合わせてその事実が確認された。
その後エイプリルは彼の従姉妹のファラを探し出してきた。

・アマンダ・ケンドリック=ドブス

妊娠7ヶ月の女性。
しかしやってきたのは二度の熱傷を腕に負った為のもの。
右手だったけど水ぶくれで腫れるが治ることを語る。
ただし血圧が160-90と高い。
産科医を呼んでもらうチョイ。念の為に採血とエコーを
行うというとアマンダは訪問助産師からは問題がないと
言われたことを語る。自宅で産むこと。姉は腰痛穿刺の
後に流産したというのが理由。
しかし高血圧で胎児が発育不全になることがあると言われ
て用心するのに越したことはないという。

チョイはダニエルとサラの精神科に相談する。

妊娠7ヶ月の患者、胎動と前駆陣痛も有り全て正常な妊娠
の兆候。問題は胎児が居ないこと。

ダニエルとサラはアマンダに質問する。ルーティーンだから
として説得。ストレスを感じたことはないか。
去年引っ越してから仕事をしていない。引っ越しが決まった
ので子作りに専念したこと。

そんな会話の中で彼女から検査結果は?という質問がない
ことに疑問が出る。彼女は薄々気がついているであろう
こと。誇大妄想、他の精神疾患はないので精神病ではない。
多くの場合不安によってホルモン分泌が誘発され偽妊娠を
起こす。

問題は
「何故それ程に子供が欲しいのか」
「何故妊娠が重要なのか」

サラが事実を話す。言いづらそうだったけど確かに少々
感情が入り過ぎだったのかも。脳は身体に錯覚を起こす。
最初から赤ちゃんは居ない、想像妊娠。

アマンダは鎮静剤が切れたら退院するという。
措置入院は出来ないのかというサラだけど、自傷他害の
恐れがなく自力で生活出来るので止められないという。

サラは手術して流産したことにすれば良いというが正常な
身体にメスを入れるなどあり得ないこと。ダニエルもそんな
サラの発言に寝た方が良いことを語る。

帰る際にサラはシャトルバスに乗り遅れてアマンダと
鉢合わせに・・謝罪をするとアマンダから自分はエクス
トリームスキーヤーだったことを聞かされる。それを辞めた
が自分に取ってスキーが全てで有ったこと。その転化から
想像妊娠に至ったようだ。

■その他

・気になること

・Drレア・バードヴィ

今回初めて見た気がするけど、彼女はどういう役割なのか
な。何となく大病院の医師の娘って感じもする。
それかコナーにはあまり良いイメージを持っていないか。
どうも視線が微妙だった。

・Drレイサム

イスラム教徒の外科医でダウニー医師無き現在この病院
では彼がエースみたいだ。ヘブライ語で幾つか言葉を
投げかけていたね。

「ピグワック ネフェッシェ」
(常に人命を優先せよ)
「シャバート シャローム」
(さようなら)

・ナタリーの質問

謎の男の病気について、考えて居る時にナタリーがジェフ
に質問した。ちょうどウィルが休みで指導医となったという
こともあるのだろう。

(1)「症状は4つ、「発熱」「悪寒」「嘔吐」「下痢」の場合
考えられる病気は?」

チクングニア熱、デング熱、黄熱病というジェフだが候補
を考えれば100位はあるという。

(2)「感染経路が不明の感染症が疑われたらどうする?」

血算、生化、血培、喀痰、尿培、食中毒菌、溶連菌を疑う。

・男は何処の国籍出身?

こういうのは興味深いよね。
結果から言うとピトファングという名前で言葉はマムジェ
語だった。。

・マギーとデニース

良い姉妹に見えたけど姉のデニースは元は男性・マルコム
だった様子。マギーは辛い経験をしていることも有るので
ナタリーが夫の親友だったジェイと付き合うことをマギー
に相談していた。
「ちょっと変。でも悩むことはない。自分がハッピーと
思えることをした方が良い。人に変に思われても・・」

・コナーは次世代を担う

今回は失敗してしまったコナー。だがSpotlightという雑誌
の中で40歳以下の期待の新星として彼は雑誌に掲載された。
他の医師の前では手術は成功したことを告げるがシャロン
には腕を過信していた事を告げる。因みに11位だったようだ。

・サラの勉強

サラは病理に行くと思われていたけど1話を見ていないので
分からないがチャールズ先生の居る精神医学の道に進んだ
のかな。

「徹夜で医学書を読んだ。ボウルビィとか」
「彼のお陰で精神科医は世代を問わずにダーウィンに夢中」
「ダーウィンがパニック障害だった」
「ダーウィンにはダークサイドだった。ハロルーンとかノイ
スも読んだら?」


「ダーウィンのことを調べていた。ヘイマンによると彼の
症状は生理的なもの・・ミトコンドリア病だ。」

■使用された曲

■出演者

シカゴ医療センターの救急外来

Dr.ウィル・ハルステッド (Nick Gehlfuss) 内科医。弟はシカゴ警察
エイプリル・セクストン (Yaya DaCosta) 看護師。ブラジル出身
Dr.ナタリー・マニング (Torrey DeVitto) 小児科医。救急外来研修中
サラ・リース (Rachel DiPillo) 医学部の4年生
Dr.コナー・ローズ (Colin Donnell) 外科医、父とは長年の確執
Dr.イーサン・チョイ (Brian Tee) 感染症の専門医。海軍の予備役
シャロン・グッドウィン (S. Epatha Merkerson) 管理部長
Dr.ダニエル・チャールズ (Oliver Platt) 精神科部長
マギー・ロックウッド (Marlyne Barrett) 主任看護師

Dr.ニーナ・ショア (Patti Murin) 病理学
ジョーイ・トーマス (Peter Mark Kendall) 臨床検査技師
ジェフ・クラーク (Jeff Hephner) 新しい医学生、元消防士
Dr.レア・バルドヴィ (Shay Rose Aljadeff) 研修医
Dr.アレン・ヴォースパン (Tosin Morohunfola) 手術室にて

イシドア・レイサム (Ato Essandoh) 妻
デニース・ロックウッド (Alexandra Grey) “マルコム”、マギーの姉
アマンダ・ケンドリック=ドブス (Marie Weiss) 想像妊娠
フィル・ドブス (Brian Grey) アマダの夫
ファラ (Kanya Iwana) ピトパングの従姉妹
シルヴィア・ブレット (Kara Killmer) 救命士・金髪女性
イレイン・サイモン (Susie McMonagle)
グレン・サイモン (James Houton) 57歳男性、落馬
ピトパング (Reggie Luis Ruivivar) はしか、言葉が通じない
セザール (Cesar Jaime) 救命士・ラテン系
(Norman Garcy Yap) タイ語の通訳
ローズ (Audrey Morgan) グランマ
マイルズ (Herb Porter) 叔父
(Ashland Thomas) ER医者
(Giota Trakas) 訪問者

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