アストリッドとラファエル3 文書係の事件録
(Astrid et Raphaëlle) 2022 , FRANCE
制作/FRANCE TÉLÉVISIONS,JLA PRODUCTIONS,Patrick FOUQUE
原作/
制作/Alexandre de Seguins、Laurent Burtin
プロデュース/Jean-Luc Azoulay、Jean-Sébastien Bouilloux
https://www.nhk.jp/p/astridetraphaelle3/ts/39Z2PN93J4/
https://www.france.tv/france-2/astrid-et-raphaelle/
第1話 フィクションの天才 Plan global
脚本/Alexandre de Seguins
Laurent Burtin
監督/Chloé Micout
【STORY】
■パリ天文台 / observatoire parisien
髭の男/天文台の管理人(Laurent Pons)が鍵を使って
門の扉を開ける。老朽化された天文台。
館内に入ると彼はアンダル教授(Marc Choquet)の
名前を呼ぶ。そこには巨大な天体望遠鏡が設置されて
いる。しかし許可を得ずに屋敷内に何度も入るアンダル
教授に彼は言う。
「ここは保護建造物です。これ以上無断で入ると上の
物に報告することになる」
彼は望遠鏡にある椅子に座って上を向いていたが
そのまま息をしていなかった。
■パリ警察署 / commissariat de Police
バシェール警視正は捜査権の無いアストリッドの
件について、マティアス検事の主張を説明する。
犯罪捜査に於ける専門家の介入を規定する最近の
凡例を持ち出し、アストリッドが捜査に参加するのが
違法だと申し立てていくこと。
恐らく判決が出るまでで、今回の捜査への参加が最
後であろうことを語る。
ラファエルはあり得ない事だと告げ、ニコラは
ラファエルへの当てつけだとしてやり方が汚いと語る。
バシェールも最大限アストリッドの参加を弁護した
がダメだったと語る。
ラファエルはそもそも彼女への捜査協力はこちらから
頼んだことなのに酷すぎる扱いとの事。
アストリッドにとっては仕事以上のことだった。
検事に告発されたことをアストリッドは一時的なこと
だと思っているので彼女には黙っていて欲しいと
ラファエルはみんなに“沈黙”を求める。その間に
絶対に決定の撤回をさせると。
■犯罪資料局 /
Service de Documentation Criminelle
母・マチルドと共に局にいたアストリッド。
母はアストリッドにきっと何か方法がある筈である
ことを語る。ラファエルとはその話にはなっていない
こと。警視にはこの話はしない方が良いとし、
彼女は何とかなると思っている筈なので頃合いを見計
らって傷つけないように話をするという。
■パリ天文台 / observatoire parisien
ラファエルとアストリッドは現場に行くとニコラが
来ていた。この上のドームが現場でフルニエが
既に調査していた。被害者の身元は分かっている
のか? ミシェル・アルダンだというと、ラファエルは
テレビのトーク番組で偉そうにしている人だという。
天文物理学者なのでテレビではかみ砕いて説明して
くれているのだとニコラ。
最新の著書「宇宙の砂粒」は面白く、かなり女性に
もてたらしい事。
「他殺に間違いはないのか?」
パリ天文台の2階にある被害者の研究室が何者かに
よって物色されて滅茶苦茶な状態だったので。何か
盗まれたのかを調査中だという。今の所パソコンと
スマホが見つかっていないとの事。
「死因の特定は?」
フルニエに直接聞くと良い。今日の彼は機嫌が良い
ようだ。
・アルダン教授の研究室
フルニエによると死因はハッキリしないという。
「矛盾した特徴が出ている」。
「心室細動の形跡はあるがこの異常な死後硬直は
脊髄損傷を伴う雷撃麻痺を思い出させるし、
肩にはリヒテンベルク図形が出ている。」
アストリッドによるとリヒテンベルク図形は静電気の
放電により皮膚にこのような模様が浮き出るもの。
シダ植物に似ている。
それを受けてアストリッドは死因は特定できたと語る。
心室細動と雷撃による麻痺とリヒテンベルク図形から
導かれる死因は一つ「落雷」です。
しかしフルニエはあり得ないことだ反論する。
いい天気で晴れてて穏やかな天気。雲も無く荒れた
天気でもない。
所見をまとめれば「雷無しにして雷に打たれた」。
■犯罪資料局 /
Service de Documentation Criminelle
晴れた夜に雷が有ったのか・・
ラファエルもまた腑に落ちないことを語る。
しかしアストリッドは言う。
「確かな証拠がある」。
「合理的解釈がある筈なのでそれを見つけるだけ」
「類似する現象例を調べる」
そんな中、アストリッドの机の上に「ボール
ソリティア」が置いてあることに気が付く。
アストリッドならばとっくにクリアしたのでしょう
というが、彼女はまだ手を付けていないという。
古典的パズルだというラファエルに対して、厳密に
言えばこれはパズルではなく対戦相手の居ないゲーム。
ソリティアはそのゲーム理論が数学的な研究対象に
なっているという。これはテツオからアストリッドは
興味を持つだろうとのことでプレゼントされたと
いう。しかしこれはパズルではないので興味がある
か分からないとのこと。
アストリッドの最大の興味はラファエルと捜査が
出来なくなってもまだ友人で居られるかということ
だった。ラファエルは当然だとし友情に仕事は関係が
ないこと。一緒に仕事をしなくても友達であり親友
だと語る。
■パリ警察署 / commissariat de Police
天文台の管理人に観測ドームに出入りした人の記録
があるかを尋ねる。有るけど報告しなくても出入
り出来るし、アルダン教授は用事が無くても出入り
していたのであまり意味を持たないことを語る。
あの場所はとっくに研究者にとっては時代遅れの場所
で周囲が明るい為に星が見えずあのドームも望遠鏡
も骨董品で観測には向かないもの。ただし人気を
忍ぶにはちょうどが良く、普通の研究はチームで
行うが、アルダン教授は自由で一匹狼だった。
「凄い発見をしそうだ」
とあちこちに吹聴していたこと。
それに嫉妬する人物が居たのか・・
■犯罪資料局 /
Service de Documentation Criminelle
アストリッドの元にテツオが訪ねて来る。
ジルが居れてくれたとのこと。
アストリッドに対して忙しいのかを尋ねると
それを肯定し、今は特殊な殺人の手口を調査している
所だという。
「被害者は嵐でもないのに雷に打たれて死んだ」
「これは他殺であることを示唆しているが今の所
一致する状況証拠がない」
のだという。
テツオはウィリアムから現在のアストリッドの状況
を聞いて心配してかけつけたつもりだった。
捜査協力がこれで最後になるかも知れないというのは
本当なのか。もしかしたらではなく間違いなく捜査協力
はこれが最後。
テツオは元々資料局がアストリッドの職場であり
以前の生活に戻って以前と同じように暮らせること
を語る。しかしアストリッドにとってはガイヤール
が亡くなり、今では同僚が話しかけてくれて、友達
も居る。買い物は月曜日ではなく水曜後になり
あなたに出会うことも出来た。以前と同じには戻れ
ないし、以前の生活はもう存在しないのだと語る。
■パリ警察署 / commissariat de Police
ラファエルは教授の研究室が荒らされていたことを
報告する。
バシェール警視正はアルダン教授の発見を横取り
するために殺害したのかと問う。
そこにニコラが新情報だとしてオフィスに入ってくる。
聞き込みした結果、専門メディアだけでなく一般の
記者もみんなアルダン教授の案内を受けていた。
「今日の午後、天文台で会見を行う」
とのこと。更に彼は、
「衝撃的な発表をする」
と言っていたのだという。
それを受けてラファエルは、
「動機は発見の横取りではなく発表の阻止なのか」
と呟く。
【感想】
NHKではシーズン2から一週間のラグを入れてシーズン3
の放送が始まった。
前シーズン間と繋がりとして気になっている事と言えば、
1) アストリッドの捜査協力の打ち切り問題
2) 人事・配置の変更やそれに伴う出演俳優の継続。
3) アストリッドの精神状態
このドラマの特徴と言えば、出演者たちが
語るように「型破り」な捜査方法だ。
それは法律さえも破るところが有り、違法な捜査に
於ける捜査での証拠が、このドラマの舞台となる
フランスでどの程度司法を揺るがすことになる
のか。
影響があるとすれば、問題はアストリッドではなく、
ラファエルの行動の方にあるような感じも受けます
が、犯罪資料局の捜査権が何処まであるのか私には
分かりません。
そして2番目に挙げた人事問題。
シーズン2に登場した主要メンバーは今回の1話を
見た限りでは脱落する人物はなく登場した。
アストリッド周りでは、母・マチルダ、社会力向上
クラブの面々。テツオも出てきたけれど、
彼が彼女にパズル”ボール・ソリティア”をプレゼント
したのに対して、なかなか対局しないでいる事は恋愛
関係として向き合えないことを意味しているのかと
勘ぐってしまったりもしますね。ただテツオはウィリ
アムからアストリッドの内情を聞いており、その辺は
理解しているのでしょうか。
アストリッドにとっては日々精進している感じで
彼女は変われないのではなく、寧ろ以前との環境を
比較した場合、まるで違う人間関係が構築されて、
それが今後どう影響していくのか。
シーズン2では途中のエピソードでウィリアムから
ストレスを生じた際には使用するという10個の豆
を渡されて、それが彼女のストレスキャパの量り
となった感じ
シーズン3が始まると同時に現状では、このエピソード
が刑事局との協力関係に於ける最後の事件捜査という
名目が有り、それを撤回させるだけの活躍をどう見せ
ていくのかがシナリオとしての興味であります。
多少今回のネタバレも含む書き方をすれば
「嫉妬心」と言うのはこのドラマの中でシーズンの
変わり目にフォレスト検事がラファエルと
アストリッドの関係で生じたり、またニコラが
ラファエルとフォレストの関係に有ったたように
一方的な感情のベクトルによって生じる感情です。
同性間、異性間、更には他人の才能に対するもの
とか今回の学者同士の間でも生じてくるものです。
殺意にも発展する強い感情の一つなのかも知れ
ませんが果たして今回はそれが何処で関わってくる
のか。
個人的には天体物理学者が謎の気象現象によって
亡くなったという題材も好みだったので楽しいエピ
ソードになったかな。ただスタンガン的高圧電力が
作用したと思って見ていたけどね。
基本的にドラマは”情報”を扱ったもので、陰謀論が
出て来たり真実と欺瞞的内容で人をかく乱させる
ものが有り、今どきのSNSを悪用させて世論を混乱させ
て真実を覆い隠してしまうものです。
どの情報が正しく、どの情報が偽物なのかを精査
する必要が有ります。それが近年では容易なもの
ではなくなってきている事が厄介なものです。
■事件・捜査に関して
●殺人事件
被害者:ミシェル・アルダン教授
場所:パリ天文台の天体ドーム内
(施設の装備は骨董レベルの古さ)
死因:雷に打たれたのと類似するもの (矛盾した特徴)
遺体の状態:椅子に座ったまま亡くなっていた。
備考:TV番組でも活躍していた天体物理学者
心室細動の形跡がある。異常な死後硬直は脊髄損傷
を伴う雷撃による麻痺を想像させる。
リヒテンベルク図形が出ている。
リヒテンベルク図形は、静電気の放電によってシダ
植物の模様のような跡が出る。
事故なのか他殺なのか。
遺体の近くからパソコンとスマホが盗まれている。
■気になる要素
・被害者は”凄い発見をした”と吹聴していた。
その発見とは天文学として大事な発見なのか、それ
とも別のものなのか。
マスコミには、
「今日の午後に天文台で会見を行う」
「衝撃的な発表になる」
と言っていた。
・黒いフードの人物
黒いフードの人物がガラスを破って被害者宅に侵入し
室内を物色していた頃、ラファエルとニコラが同時に
被害者邸を訪れた際に鉢合わせすることになる。
犯人は被害者の持っていた何かを求めていることに
なる。
ニコラはドアにぶつけられて犯人は待っていたバイク
に乗って逃げる。
見失ったのはバビロン通りとヴァノー通りの角。
しかしニコラとぶつかった衝撃で犯人は盗んだ赤い
“手帳”を落としていき、衝撃で倒れた際に左手首・
足首を痛める。
街にある防犯カメラ映像から逃走したバイクの追跡
は可能だが、そのナンバープレートは存在しない。
静止衛星の件も含めて存在しない亡霊のようなものに
振り回されているような状況だ。
分かっているのは黒いフードの人物は女性で有った
ことだ。
・手帳
黒革の手帳ならぬ赤い手帳。
何が書いてあるのか。
アストリッドは自閉症の人の中に一人くらいは天文学
に詳しい人が居るのではないかとして社会力向上クラ
ブで事情を話すと、眼鏡をかけて毎回出席している
アリスが詳しいことが分かる。
英数字の文字列が赤丸で囲まれている・・天球座標
まるでコンパスをプレゼントした流れに繋がっている
かのようにして宇宙での道しるべを示していく。
アリスによると、
「普通、あの座標には何もない。でも確かに何かが
見える。」
「光を放たず暗いと見えないが、他の天体の前を
通過するときにだけ確認できる。恐らく人工衛星で
あり座標が変わらないことから未登録の静止衛星」
星座ではなく、謎の衛星だった。
・後半部では・・
捜査で力になれる人物としてベレジンの協力を
求める。(過去S1-8、S1-9、S2-6に出演)
S1-8
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=8182
ベレジンはサイバー活動家(デバンカー集団)なので
相手のコンピュータに侵入して、「編集前のインタ
ビュー動画映像」を盗み出してもらいたい。
デバンカー集団とは偽情報を暴く者たち。
彼女たちは今更頼まれるまでもなく、捜査前からこの
インタビュー映像は手に入れていた。
■厄介な存在
1) 情報の流れ。
今回はマスコミや世論も注目していることも有り
バシェール警視正も注意するようにラファエルたち
に促していた。
今の時代、SNSがあるのでその情報が急速かつ、嘘
でも真実でも急速な流れで人々に伝わり届く。
静止衛星の存在を暴露されて困るのは誰(どこの国)か。
軍事省に問い合わせるとしているが自国フランスの
所有物なら果たして世論はどう動くのか。
アルダン教授の死を巡り、情報サイト”テレメディア”
によると軍事兵器が使用されたのではないとされる。
非公式の文章としてサンクレールが語るには、
「軍事省によるマイクロ波兵器の開発」
2) 情報源の秘匿。
サンクレール/テレメディア所属記者が出した文章に
ついての情報源は何処なのか。
ラファエルは政財界の汚職を糾弾するような事なら
その権利をいつでも支持するが、殺人事件では
それに該当せず、逆に”犯人隠避罪”を突き付ける。
情報は匿名メール。
出所不明の情報だが信憑性が高いので公開。
テレメディアがこれまで公表した国防に関する機密
文章の97%は本物だったというデータも有る。
3) 敵は何者か。
ニコラを吹き飛ばすほどの女性。
KGBの暗殺とかモサドのエージェントではないかと
される。
アルダンの車には発信機が取り付けられていて、
軍隊で使用するレベルのものであることも判明する。
■新たに浮上するもの
SNSでバズった被害者のインタビュー動画を制作した
のはサラヴァック・プロダクション/SARA VACという
会社のもので、動画のタイトルは「グローバル・
プラン」。
その内容を見ると、
「エリートで構成される闇の政府゛密かに人類を支配
するグローバルプランを進めている」
という陰謀論を説いたもの。
その中にはインタビュー動画と概して30人以上の
インタビューが行われている。
その撮影監督は元々ジャーナリストとして敏腕だが
色々と怪しいこともしているエレナ・カンベル
(Camille De Pazzis)という人物。
動画発信の特定をするとアカウントは何百もあるが
どれもモスクワ郊外のポドルスクという町であること
が判明。組織的に行っている情報操作だろうことが
疑われる。
街にロシアのハッカー集団に偽情報を拡散させること
を闇サイトから依頼していたものがいることが判明。
■科学捜査から進展する
フルニエによると検査によって、顔の皮膚には紅斑が
認められる。
分析の結果その表皮から炭酸ソーダ/炭酸ナトリウム
が検出。人体には無害だが、優れた伝導性を持ってい
る。肩にあるリヒテンベルク図形は炭酸ソーダ水溶液
を浴びせられて、体の表面の伝導性を高めることを
行っていた。つまり雷ではない感電死。
ロシアのハッカー集団に依頼したのが「グローバル・
プラン」の制作グループ。エレナは脚を痛めている
のでニコラと衝突した際に痛めたものだろうことが
推察されるが、なかなか逮捕するには決定的な証拠
とは言えない。
エレナは政府のプロパガンダ機関に記者証を拒否され
ている。
しかし逮捕されると今度は、
「エレナの逮捕は不当だと訴える人たちが国民議会前
に仕掛けてデモを行っている」
現実のフランスらしく政府の陰謀説を疑いデモで国民の
力を誇示しようとしている。捜査機関を信用できなくな
ったら国は終わりだよな。
エレナは犯行を否定するが、DNA検査をすれば分かる
という事で取引する。
・警視総監
国中がこの教授殺害事件を見守る中でエレナの逮捕
は世論を騒がせるのに十分だったようだ。
警察機関は政治と関わっていて行動は政治的影響を
持つ。そしてエレナの逮捕によって体制を揺るが
しかねない状況に陥る。
警察の横暴、告発者の口封じ。
エレナを釈放して、教授の死因が軍の兵器ではない
事を証明するしかない。
・エレナの記者会見
この女性が会見で語ったことは嘘ばかり語っている。
あまりに狡猾すぎる。世論を誘導する方法を熟知して
いる。
・教授のメガネに映るもの
科学捜査というよりも分析家によるものなのか。
教授の眼鏡に映った映像にはカンベルのシャツが
乱れていない所と乱れている所がある。
また教授の腕時計は長身がかなり進んでいて、
映像がカットされていることを意味していた。
二人は関係を持っていた。
■陰謀を暴く
一つの論拠を覆すのには大変なものがあるね。
元々のインタビュー映像の中で教授は人工衛星は
民間企業のものでルールを無視したビジネスだとし
政府の計画ではないことを語っている。
・結論
エレナは誰かとの間に妊娠している。
会見の時に妊娠を武器にしていた際には嘘かと
思ったが、本当のことだったようだ。
エレナによると妊娠した相手はオリヴィエ・サンク
レールだと思い込んでいる。
しかし彼は5年前にパイプカットの手術をして
いるし、妻との間に子供も2人居る。
先にそれを知ったのはサンクレールの方で、彼は
エレナが誰かと関係を持っていることを疑い、
そしてそれが教授だったことを知って嫉妬心に駆ら
れて彼女を利用し殺害した流れを陰謀論として
すり替えたものだった。
■その他
●友情は仕事とは関係が無い
アストリッドがラファエルとの捜査協力が出来なく
なる際にアストリッドが「まだ友人ですか?」と
質問したことに対するラファエルの返事。
●一匹狼とチーム
これはシーズン2の最終話でラファエルがマティアス
検事との間で対立・葛藤になった要素でもある。
今回の被害者ら研究者たちはチームで動くのに対して
被害者は一匹狼だった。
●何でニコラと別れたの?
テオは母親がニコラと付き合っていたと思い込んで
いる。ラファエルはそれを否定してアストリッドに
助けを求めるが、彼女もまた
「私の分からない話はしないでください」。
「友情さえ難解なのに恋愛関係を理解できる訳が
ない」
※アルチュールが以前と同様にニコラにラファエル
への恋愛を感情を指摘していた。
●刑事訴訟法の28以上の条項に違反している
ピッキングしてサンクレールの家に無断侵入した
ラファエルに語ったこと。
「自分の信条と仕事の流儀に反すると分かっていた
にも関わらず今回の同行を決めたのは私にとって最後
の捜査だからです」
●特例措置
アストリッドが今回の事件を解決した件で、
特例で捜査部での任務の継続が認められる。
首相直々に署名された。しかし条件が有り、
「アストリッド氏が本年中に司法警察員試験に
合格すること」
その試験の内容とは、
・資料を基に実際の事件の解決を解決する問題
・国家警察の機能に関する選択問題
・刑事訴訟法に関する知識を試す筆記試験
・資格認定試験は関する知識を試す筆記試験
●エピソード
被害者のミシェル・アルダンは、フランスの小説家
ジュール・ヴェルヌの長編小説「月世界旅行」の中に
出て来るフランス人乗組員の一人の名前。
【SOUNDTRACKS】
・The Angel by DeLaurentis
【出演】
アストリッド・ニールセン (Sara Mortensen) 犯罪資料局・文書係
ラファエル・コスタ (Lola Dewaere) 刑事・警視
ニコラ・ペラン (Benoît Michel) 刑事
カール・バシェール (Jean-Louis Garçon) 刑事・警視正
アンリ・フルニエ (Husky Kihal) 監察医
アルチュール・オンギャン (Meledeen Yacoubi) 警部補
*ジュリアン・フレデリック (Julien Frédéric) 鑑識課
*マティアス・フォレスト (Hubert Delattre) 検事
テツオ・タナカ (Kengo Saito) タナカ商店
テオ (Timi-Joy Marbot) ラファエルの息子
マチルド・ニールセン (Elisabeth Mortensen) アストリッドの産みの母
ウィリアム・トマ (Jean Benoit Souilh) 社会力向上クラブ
マックス (Clément Lagouarde) 社会力向上クラブ
アリス (Lizzy Brynn) 社会力向上クラブ、メガネ女性
ブノワ (Clément Langlais) 社会力向上クラブ
カミール・ウィルコックス (Elèa Folcher) 天才プログラマー”ベレジン_28″
警視総監 ()
オリヴィエ・サンクレール (Michaël Cohen) 情報サイト”テレメディア”記者
エレナ・カンベル (Camille De Pazzis) 元ジャーナリスト
ミシェル・アルダン (Marc Choquet) 天文学教授
天文台の職員 (Laurent Pons) ヒゲ
ジル () 犯罪資料局
ガイヤール () 会話で名前が出るのみ