ワンス・アポン・ア・タイム Once Upon A Time シーズン2 第9話 ハートの女王 Queen of Hearts

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September 30, 2012
第9話 ハートの女王 Queen of Hearts

監督/Ralph Hemecker 脚本/Edward Kitsis、Adam Horowitz
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デビッドは自ら夢の世界に入り込み、おとぎの世界に迷い込ん
だメアリーに対して、ストーリーブルックに戻る方法を教える。
ゴールドからコーラを食い止める為の方法を聞いたとして、
それはゴールドが閉じ込められていた牢獄にあるインクの瓶を
探せというものだった。
一方オーロラ姫はフックに捕まり心臓を盗られる。そしてそれ
を手土産にフックはコーラに再会し、オーロラ姫を操りメアリー
やエマたちが行おうとしていることを阻止しようとする。

— 昔 —
レジーナの城の囚人部屋に一人の男がやってくる。衛兵である
黒騎士のクロードを初め二人の兵士を倒すのは、なんとフック
だった。フックは牢獄を開けるとそこにいたのはレジーナによ
って閉じ込められていたベルだった。ベルはフックを見ると
自分を殺しに来たのかと身構えるが、寧ろ逆で助けに来たの
だという。ベルのお父さんの命が危ないことを告げる。君を
家族の元から盗んだ怪物にずっと襲われている事を告げると、
ベルはルンペルなのか?と問う。闇の王である彼を止めなければ
ならない事を告げ、君は長いことルンペルの近くにいたので
殺せる魔法の武器があるという噂について何か知っているので
はないかと問う。ベルはそんなことよりもまずはルンペルと
話をさせて欲しいと告げると、彼は怪物ではないし、私の父の
ことを彼が殺す筈は無いという。彼を殺せるかどうかなんて
知らないと語ると、フックは態度を急変させ、それならば
君も助けることは市内とし、殺そうとして殴り飛ばす。
しかしそれを止めるのはレジーナだった。彼女は私に取っては
大切なチェスの駒だというとレジーナはフックのかぎ爪を
奪う。フックは返してくれとレジーナに頼むが、彼女はフックに
対して何故ネバーランドからここに来たのかを尋ねる。お前が
皮を剥ぎたいワニのことも知っているというレジーナは、
フックが命を賭けていること、そして策略家であることを指摘する。
私の城にここまで入れたのはお前が初めてだという。
ベルがルンペルの殺害に手を貸すはずはないと告げると、しかし
私ならばルンペルを殺すことは出来ると告げ、私を助けてくれれば
それを叶えるという。この世界では物事が変わろうとしていること。
私がこれから呪いをかけてみんなを遠くの国へと連れて行くのだ
という。その国では魔法は存在しない為に、闇の王もその力を
奪い取られるのだという。そこならばヤツを殺すのに魔法の武器は
必要ないという。お前の手首をスッと横に引くだけで殺せるだろう
という。そんな国に着いてきて欲しくない人間が一人だけいる事を
告げ、その人物が付いてこられないようにすれば味方するという。
それは私の母・コーラだと語る。

— 現在 —
ヘンリーは眠りの呪いにかけられ意識を失っているデビッドの
ベッド脇にいた。ゴールドはレジーナに対して変化はないのかと
問うと、やはりキスがないと無理だとしメアリーが来る必要がある
という。しかしゴールドは随分と楽観していないかと問うと、
ここに来ようとしているのは君の母でもあるのだという。
エマとメアリーが戻ってこられるかどうかはインク次第だが、
デビッドに托した伝言が確実に伝わっているかは分からないのだ
という。その前に打てる手を打つべきではないかと告げる。
世界の扉が開いたときにそこを通ってくるのが、エマやメアリー
ではなくコーラだったとしたら大変だとし、扉が何処に開くかを
見つけて出口を破壊しなければならないという。
通ってくるものは全て死ぬように出来るというものだった。
メアリーはもしも扉を通ってくるのがコーラではなくエマとメアリー
だったら都合が悪いことを口にするが、それでもwin-winではない
のかと問う。二人が戻らなければ君がヘンリーにとっての唯一の
母親になるのだと語る。君は助けようとしたのに不幸な結果に
なったと話せばヘンリーも責めないだろうという。しかしメアリー
はあの子に嘘は付かないと約束したとするが、コーラが来れば
みんなにとって危険なことだという。ホントに良い母になりたい
のであれば、何が一番良い方法なのかを考えろという。

— 昔 —
ルンペルの牢獄にやってきたメアリー、エマ、ムーラン、オーロラ。
メアリーは久しぶりにここに来た事を告げ、呪いがかかる前に来て
以来だという。あなたが救世主になると彼(ルンペル)が予言した
時だという。ムーランとオーロラは牢獄内を調べるがインクが
ないと語る。オーロラは変わりに手紙がある事を告げると、エマ
宛だという。そこには「エマエマエマエマエマエマエマエマエマ」
と書かれていた。

— 現在 —
ヘンリーはデビッドの前で絵本を読み聞かせする。
そんな中レジーナはちょっとゴールドと共に出かけることを
告げ暫くデビッドを見ていて欲しいと語る。これからゴールド
と共にエマとメアリーが戻れるよう準備をするのだという。
ヘンリーはレジーナに対して、ママはもっと良い人になると約束
したけど、本当に変わったんだよね?と問う。

ゴールドとレジーナは二人でドワーフたちが採掘していた
妖精の粉の元にいくと、ゴールドはここにある全ての妖精の粉
を使う必要があると語る。回収する為に彼はステッキを振りかざす
と全ての妖精の粉の原石はそのステッキに吸い込まれていくの
だった。
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おとぎの国と現代の国の意思の疎通を夢の世界が行えることが
分かり、それを利用してコーラを現代の世界に戻さない為、そし
てエマたちが現代の世界に戻る方法を模索していく。コーラが
タンスの灰を持っていることを知ったエマたちは、その夢を通じ
てゴールドから彼女の力を封じる為の方法論を教わる。それには
ルンペルが閉じ込められていた牢獄にあるインク(イカ墨)が必要
であるというもの。エマたちに同行するオーロラ姫は、フックや
コーラによって操られて情報が筒抜けの中、コーラを出し抜いて
現代の世界に戻ることが出来るのか。

ドラマとしてはかなりややこしく感じるけど、内容としてはこれ
までに描かれていなかった、レジーナがどのようにしておとぎの
国に呪いをかけて現在(ストーリーブック)に至るのかという事と、
おとぎの国の中でも呪いがかからない場所があることの意味という
ものを描いたものだった。
呪いが差し迫り”希望の存在”エマを魔法のタンスで逃がす映像と
いうのは有ったけど、レジーナの視点側から”ハルマゲドン”的
呪いの瞬間を描いたという意味では興味深かったか。

過去のレジーナさん。
いわゆる悪い王女だけど、髪型がもの凄くパンチが利いていて
インパクトがあるな。女子プロ全盛時代のブル中野とか、横浜銀蝿
の嶋大輔か(以上敬称略)って感じ。
思わず「ヨロシク!」って言いそうになる(笑)
今回最後にちょこっとだけ登場したルビーさんは、大阪のおばちゃん
みたいな大きなトラだかライオンのシャツを着ての登場だったし、
凄い色物キャラが多いなという気がする。

呪いが起きるまでの過程で起きたこと。
特にベルが閉じ込められていたという映像は、現在では精神科病棟
の地下室ということだったけど、過去のレジーナの城の中では
結構な待遇で良い場所に閉じ込められていた感じがする。
まるで「ルパン三世 カリオストロの城」のクララさん状態か。
あのルンペルが閉じ込められていた牢獄とは雲泥の差が有るけど、
主導権争いは既にこれ以前から起きていたということ。

それぞれのキャラクターの当時の映像に焦点を当てることで、知ら
なかった過去が暴かれている様で、また一歩ストーリー全体を裏付
けているところが面白いよね。

また一方で描かれているのは、現代の流れとしてのおとぎ話の世界と
ストーリーブルックの話だ。

デビッドとメアリーが夢の中で通じてコーラの力を封じる為の
方法論は手にしたけど、インクを”どのような場面でどのように使用
するのか”という部分が抜け落ちていることも有って、インクが
どのような形で活用されるのか分からない事もあり、展開としては
まるで読めるものもなかった。正直、インクの流れって必要なの?
みたいな感じに思える。

インクの流れは牢獄を打ち破ることに繋がり、ノストス湖に向かう
コーラとフックの前に立ちふさがる。
ノストス湖でのエピソードは嫌いではないのだけど、肉弾戦に於ける
コーラの弱さと貧弱さが気になったかな。
魔法使いなので当然ファイアみたいなものしか使えないのだろうけど
それにしては弱々しい魔法を使って攻撃していたな。
またいつぞやのコーラのオチのようにして、フック船長を”フック”で
捉えて退治するというシャレを盛り込んだシーンではあったけど、
タンスの灰を元通りすることが出来るのであれば、湖に何気に闘って
いる最中に人骨が転がっていたけど、前回訪れた時にメアリーの為に
犠牲となったデビッドの母はこの水を浴びることで生き返らないのだ
ろうかとかちょっと気になった(笑)

ワンダーランドに迷い込んだのは二度目のこと。
S1-17「帽子の男」の中でジェファーソンがレジーナに脅されて
ヘンリーを連れ戻しにいくシーンとしてのものだった。
ルールとしてはマッドハッターの帽子で過去を行き来するものは
人数合わせが必要だということ。2人が世界に飛び込めば2人で
戻ってこなければならないというルールがある。
遺体を連れていくというシーンを見ると「LOST」に於ける島に戻る
歳の棺桶のロックのエピソードとか思い出すけど、フックは
色んなところで、ご主人様を変えては生き残っている”運の良いイケ
メン”だなという感じ。

さて今回のドラマで興味深いのは上述したことにも繋がるけど、
主導権争いがややこしいことにあるのかも。

エマはルンペルが監獄にいる時からエマがここに来る様なことを
知っていたのではないかと感じているようだし、自分を救世主の
ようにしたルンペルだけど、実際は作られた救世主だと知り、
ちょっぴり傷つくエマの姿も有る。
レジーナもそれぞれのキャラクターをチェスの駒に例えて、ベルの
ことを人質に押さえている。レジーナが人為的”アルマゲドン”を
起こそうとする中で、それに備えた流れとして、力のあるものたち
が次なる布石の為に影で手を打っているというところが興味深く
描かれていたのかなというエピソードだった。

力比べではないけど、レジーナが強いのか、ルンペルが強いのか
コーラが強いのか・・・そして今回新たに自分の力に目覚めた
エマ自身がその流れに参加していくことになるのか気になるね。

それにしても羅針盤争いをしてようやく現代の世界に戻って来た
ものの、結局コーラも豆の木で戻ってこられたみたいだし、
どういうことが起きているのかまるで分からないね。

レジーナをあっさり殺さず、愛という名の弱点を兼ね備えている
ことを知ったコーラはストーリーブルックの世界で何をしている
のだろうか。実は単なる寂しがり屋さんなのではないかと。

■その他

メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ウソをついている人を見抜ける、ヘンリー母
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、元ストーリーブルックの町長
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、メアリーの彼
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
アーチー・ホッパー (Raphael Sbarge) ジミニー・クリケット(コオロギ)、カウンセラー
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、不気味な町の名士。質屋
グラニー (Beverley Elliott) 赤ずきんの祖母、ホテルと食堂を経営。孫のルビー
ルビー・ルーカス (Meghan Ory) 赤ずきん、食堂でウエイトレス

Dr.ホエール (David Anders) 医師 / フランケンシュタイン博士
ベル (Emilie de Ravin) 精神病棟に閉じ込められていた
— (Barbara Hershey) コーラ、レジーナの母

ダニエル (Noah Bean) レジーナの婚約者
— (Sarah Bolger) オーロラ姫
— (Jamie Chung) ムーラン
— (Colin O’Donoghue) フック船長

クロード (Paul Lazenby) 黒騎士
— (Paul McGillion) Knave of Hearts
— (Carolyn Adair) Nurse
— (Michael Soltis) Black Knight

七人の小人 (白雪姫を助けるドワーフ)
— (Mike Coleman) ハッピー
ウォルター (Faustino Di Bauda) スリーピー
— (David-Paul Grove) ドク
— (Jeffrey Kaiser) ドーピー
Mr.クラーク (Gabe Khouth) スニージー 、雑貨店
— (Mig Macario) バッシュフル
リロイ (Lee Arenberg) グランピー、何でも屋
— (Ken Kramer) ボシー

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