July 10, 2012
第2話 もう一人の手配犯 Most Wanted
脚本/Mark Goffman 監督/Paul Holahan
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クレーマーはニールが戻ったら逮捕するとしたことで、ピーター
はニールを逃がす。ニールはピーターの手の届かない所にいた
が、ニールが最後に接触したエレンを説得。なんとか電話番号
を通してピーターのチームはニールのいる島を特定する。
しかしFBI捜査官のカイル・コリンズはニールを探すとして
ピーターに協力を求める中、ヒューズはこれ以上は我々に出来る
ことはないとしてピーターにニールの件に関わるのを辞める
よう忠告される。ピーターは休みを取るという名目で島へと
渡る中、島の住民のマヤとニールが精通しているだろうことを
知り友達を捜しに来たとして情報を得る。カイルもまたピーター
を追うようにしてこの島にやってくると、カイルは突然マヤが
勤めるカフェ”イスレーニョ”の中で、ニールを捕まえたら
アメリカドルで50万ドルを支払うとして住民達に訴える。
賞金首になったニールは町中の人に追われる中、マヤのスクーター
で逃げる。ニールはドブスに金を払って守ってもらっているが
為に助けを求めるが、ドブスは裏切りニールをカイルに売ってし
まう。
ピーターはモジーは埠頭でニールと落ち合うために待っていたが、
一晩経過してもニールは来なかった。
モジーは「窃盗チームの鉄則」という本の中で、”集合地点から
は離れるな”ということが書いて有る事を告げる。そんな本はない
だろうというピーターもまた「ニール・キャフリーの捕らえ方」と
いう本には”まずは女に当たれ”と書いて有るという。
二人はマヤから話を聞くと、彼女はニールを逃がす為にドブスの
元に連れて行った事を告げる。モジーはドブスとは俺たちの
シェルターみたいなところで金を払って守ってもらっていると
語る。すぐに出るつもりだったハズだというマヤ。今でももしか
するとドブスの屋敷に居るのかどうか。
マヤは心配する中で、ピーターはニールというヤツは逃げるのが
上手なので心配ないと語る。
ニールはドブスの家の鉄格子の部屋に椅子に手錠をかけられた
状態で捕まっていた。ニールは上手いこと手錠を外して、
鉄格子から逃げる為にボルトを外していると突然ドブスと
カイルが来た為にまた元の椅子に座って捕まっているフリをする。
カイルは二時間後にカナリア諸島を経由して出国することを語る。
ニールはドブスに対して助けてくれると約束しただろうとすると、
逃亡者を匿う気は無いとし、あくまで島での便宜を図る為で
あり、FBIから追われているなどとは聞いていないと語る。
そんな中ニールが鉄格子を開けて逃げようとしていた事を知り、
カイルはニールには手錠だけでは足りないとして突然銃で太もも
に向けて発砲する。
モジーとピーターはニールが何処に行ったのかを探そうとしていた。
アメリカ政府はあんたにスパイ衛星のアクセスの許可をしなかった
のかというモジー。政府はこの旅をする許可さえ与えてくれな
かったというピーター。
二人はドブス邸を遠くから監視していたが、ドブス邸が俄に
活気だっていることを知る。モジーによると毎月ドブス主催で
盛大なパーティーを催すが、それは街の有力者を集めて賄賂
をばらまく為だという。
モジーはピーターに一番の疑問を投げかける。この島からニールを
脱出させたとして彼をどうするつもりなのかということ。ピーター
は答えを出せず今はどうにかしてニールの居所を探そうと語る。
そんな中、ドブスと共にカイルがいることが分かる。
ドブスがニールのことを売ったのか。
次の便に乗せて島を出るつもりならばそろそろニールを外に連れ出す
のではないかピーターは語る。
その頃ニールは撃たれた足の手当を女医に診てもらう。
弾は外側広筋に留まっていたので動脈を傷つけることはなかった
と語る。
ニールは治療を受ける間、ドブスが作っていたボトルシップに
目を通していた。「エスメラルダ」「イザベラ」「クラウディア」
「アネット」etc….。そんな中、ドブスはそろそろ出発する
ことを告げると、ニールは足を撃たれて歩けないので肩を貸して
欲しいとドブスに頼む。ニールはその間に彼のボートの鍵を手に
入れていた。
ニールはドブスに何故売ったのかと問うと、ドブスはあんたの
せいで面倒に巻き込まれたくないのだという。50万ドルの金が
欲しかったのかとすると、ドブスは金ならば持っているので
目的は金などではないという。つまりあんたはFBIを島から追い出
したかったという事なのかと告げる。
モジーはニールが港へと運ばれるのであれば奪還する為の計画が
あることをピーターに伝える。カイルと手錠で繋がれたニール
は車で市街地を走る中、ヘクターが狭い路地の中でフルーツを
道全体に落としていた為に軽い交通渋滞になっていた。
カイルたちの車の後方につけていたモジーとピーター。
カイルは短気故にヘクターたちに文句を言う中、モジーが表れ、
島のものではないだろうとしてヘクターを責めるカイルを非難
する。早く通りたいのであればフルーツを拾うことに協力しろと
語る。そうしている間にピーターはニールの元にいき手錠を外すと
後方で待機していた車にピーターを乗せるのだった。
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ニールの逃亡先がカーボヴェルデの島だと知り、ピーターは
休暇を取り向かうが、それと同時にFBI・国際常務担当の
カイル・コリンズもまたピーターの自宅を家宅捜索の末、
ニールの所在の書かれていた地図を見つけ出してこの島へとやっ
てくる。彼の捜査方針は強引で、ニールのことを50万ドルの懸賞金
をかけて町民たちに捜し出させようとするもの。ピーターと接触
したニールはバラバラに分かれて埠頭で落ち合うことになっていた
がなかなかその場所にニールの姿は現れず、モジーと共にニール
の行方を追うことになる。
ドラマとして一番気になる部分として描かれているのは、やはり
モジーが語っていた通り、ニールを島から連れ出した後のことを
どのようにドラマ的にもピーター的にも解決していく流れを作って
いくのかという事だと思う。
とても上手いやり方で島から戻すことにはなるのだけど、結局
ニューヨークに戻るとこの逃亡の一件が多大な貢献によって罪を
相殺され不問に付されたとしても、クレイマー捜査官がまた黙って
いないのではないかなという気がする。この人もまた不条理な感じで
ニールを追い詰めようとしていたしね。
ただピーターが語る様に逃亡者としてではなく、刑期を終えて
真っ当な人生を送れるようにすることこそ、ニールにとっても
求めるところが有るのではないかという感じがする。
憧れのニューヨークということを前回のエピソードの中でマヤに
熱弁するニールの姿が有り、彼の求める生活が島での生活では
やはりシティボーイ(笑)としての姿が似合うと思うので、
なんとか道筋を立てて欲しいなとは思っていた。
ドラマではクレーマー捜査官だけでなく、カイル捜査官もまた
不条理な形でニールを傷つけていたので、そんな彼に対する懲罰的
流れを作っていくのかなと思っていたけど、残念ながら
その流れはカイルではなく、ニールを裏切ることになったドブスに
向けられるというものだった。
しかしこのカイルという男、ニールに懸賞金・50万ドル賭けて捕まえる
ものに支払うとしていたけど、その金はどこから出てくるんだろうか。
FBI捜査官の中でもそれだけの必要経費を動かせるだけの人物って
ことになるのだろうか。国際常務担当と知能犯専門チームでは
やはり部署が違うので予算の割り振りも違うとは思うけどね。
何処かこの手の南国の島でのラテン系のノリが加味されると
マイアミを舞台にしている「バーン・ノーティス」っぽさを
感じる。おまけに今回のゲストの中には、「クローザー」での
サンチェス捜査官役のRaymond Cruz出演。港でモジーの行動を
監視している人物の中に見た顔が居ると思ったけど、まさか
サンチェスとは(笑)
FBIアカデミーの最初の授業の中で取り上げられる伝説的な犯罪者
であるロバート・マクリーシュがドブスとしてこの島に潜伏して
いること。ニールを探したければ女性を当たれとピーターが
語っていたけど、マクリーシュもある意味女性によって墓穴を
掘った人物の一人というところだろうか。
替え歌としてその女性たちの名前を覚えて居たというピーター。
まるで横溝正史原作の「悪魔の手毬唄」を彷彿とさせるシーンだな
とちょっぴり訳の分からない突っ込みをしつつ、きっちりと
マヤに関しても置き土産を残して行くところは流石だなと思った。
気になるのはピーターの異動の件と、ニールの父親の件で
エレン・パーカーが何かを知っているということで、今後はより
ニールの素顔に触れていくところが有るのかな。
・La Di Da by Victorian Halls
ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット
カイル・コリンズ (Mekhi Phifer) FBI・国際常務担当
リース・ヒューズ (James Rebhorn) FBI・ピーターの上司
ヘンリー・ドブス (Gregg Henry) カーボヴェルデの島 /ロバート・マクリーシュ
エレン・パーカー (Judith Ivey) 元刑事、証人保護
マヤ (Mia Maestro) カーボヴェルデの島・コーヒー店
エンリコ・モラレス (Raymond Cruz) 保安官
エレン・パーカー (Judith Ivey) ニールの知人、ニールの父の元相棒
ブロディ (Rafa Alvarez)
ロレンゾ (Jose Caro) 船頭
ハビエル (Bruno Irizarry)
ヘクター (Alejandro Santos) 少年
— (Joaquin Jarque) Minister of Finance
— (Aurelio Lima) Attendant
— (Alfonsina Molinari) Socialite
— (Andrea Navedo) Doctor
— (Madelyn Ortiz) Local